英語で i をどうして大文字にするのか。中学校の先生はちゃんと教えてくれたっけか。

Shunsuke Sawada

再び英語の勉強を始めました。仕事に追われてさぼってたので気合い入れて頑張ります。といっても当分は学校行ってた時のテキストを終わらせるとか、本を読むとか、それくらいしかできませんが。今日は図書館にいます。

英語学習にかかせないのが、辞書。ワーホリ行くときに荷物はできるだけ小さくしたいなと思っていたので、迷わず紙の辞書は選択肢から消し、iPhoenアプリだけで勉強しています。全く問題なし。オーストラリアで英語を勉強する時に使ってるiPhone英語辞典アプリは「i英辞郎」「LexicEN」ですね。LexicENは英英辞典で$1ととても安いです。なるべくなら英英辞典だけを使いたいと思っています。それに加えて最近「Dictionary & Thesaurus」というアプリも入れてみました。i英辞郎とLexicENはローカルで動作しますが、Dictionary&Thesaurusはネットがないと検索できません。
ネット環境がしょぼい自分の環境でDictionary&Thesaurusはあまり出番がないかもしれませんが、発音が聞けたり、おもしろトピックがあったり、類義語や反義語が出てくる点はなかなかいい感じです。で、おもしろトピックが早速おもしろかったのでちょっと翻訳してみます。

Why do we capitalize I?

なぜ私たちは第一人称の「I」を大文字にするのでしょうか。単に私たちがそうしている、というのが簡単な答えですが、それでは納得いく答えになりませんね。英語圏の人にとって普通のことだとしても、やっぱりちょっとおかしい。実際、そんなルールがあるのは英語だけなんです。ゲルマン語派(ドイツ語やオランダ語)やロマン語(スペイン語やポルトガル語のもと)にも固有名詞の頭文字を大文字にする習慣はあります。たとえばDeutschland(ドイツ語)とかPlace de la Concorde(フランス語)なんかがそうですね。それに加えて人称代名詞の頭文字をなにがなんでも大文字にしたがるのが英語なんです。
なぜ英語だけそうなるのか不思議ですね。
この変わったな習慣は、ちょっとしたアクシデントから生まれました。古代そして中世の英語では、「I」のための英単語はドイツ語の「ich」に似ていて、よく「ic」と書かれていました。この時点ではまだ頭文字は小文字で書かれています。ですが時代が流れるにつれ、発音も変わり、スペルも変わっていき、「ic」の「c」も無くなってしまったのです。
その直後は、この新しい単語「i」は小文字のままです。しかし徐々に他の文字よりも高く伸びていったのです。アルファベット一文字だと見た目が悪いとかいう何でもないことがその理由です。"i am Japanese." しっくりこないでしょ?
1300年代の終わりに、チョーサー(イギリスの詩人)がカンタベリー物語を書いた時までに、第一人称代名詞「I」は小文字の「i」よりもちょっとだけ高くなっていました。それ以来「I」は一般的に大文字にされることになったそうです。
「I」以外で唯一アルファベット1文字で使われる文字に「a」がありますが、「i」よりは気にならないですからね。
でも最近では、Eメールやインスタントメッセージを使う人たちの中で「I」大文字のルールが破られてますね。
あなたは「I」の習慣がなくなっていくと思いますか?

終わりに

元ネタは「the hot word」です。個人的にこういう話は好きなので機会があればまた翻訳に挑戦してみようかと思います。
ちなみにThesaurusというのは「類義語や反義語の辞書」という意味ですよ〜。へー。

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Shunsuke Sawada