日本のコワーキングスペースの問題点

Shunsuke Sawada

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自宅で作業は完結するといってもたまには気分を変えたいですよね。
そんな時にはコワーキングスペースを使ったりします。
少しくらい歩くことも必要だし…。
ただ、現状のコワーキングスペースについて一つ不満があるのです。

私語の禁止

先日カナダ人と一緒にコワーキングで作業していたのですが
「ここは静かに作業するところだから別のところに行って」と言われてしまいました。
自分とそのカナダ人はびっくりして顔を見合わせてしまった…。
喋れないコワーキングスペースなんてあるんだ… と二人とも唖然。
  
その時はここが特別な場所なんだと思っていたけど、意外とそうでもないみたい。
中には「コミュニケーションルーム」なんて部屋を設けているところもあって、雑談はそちらでお願いしますといった感じも。電話をかかってきたらみんな急いでテーブルを離れます。もちろんパソコンは席に置いたままです。それで仕事進むのかな。
  
もちろん、ガヤガヤしていてカフェのような感じのコワーキングもあるのですが、都内で行ったところの半数くらはとても静かでした。

コワーキングの意味

自分にとってのコワーキングスペースとは、フリーランスやスタートアップが集まっていて、皆がお互いに刺激を与え合う場所だと思っていて、それだからこそ皆がそこに集まるのだと思っていた…
  
東京でいろんなところに行ってみた結果、そうでもないんだなと。
  
ドイツにいた頃に毎週通っていた betahaus という場所があるのですが、そこは大きなテーブルを数人でシェアして、同じテーブルで毎回顔を合わせる人たちはだいたい何やっているのか知っているような状況でした。そこで新しい仕事も発生したりするし、友達もできやすい。

隣の人がほかの人と打ち合わせしてるのが聞こえてきて、面白そうな内容だったら後で休憩中に話を聞いてみるとか。盗み聞きしてるわけではないけれど、自然と聞こえてくる、もしくは聞かれる会話から生まれる新しい出会いがけっこう楽しみで、それがコワーキングの醍醐味でした。自分の中では。
友達ができればその場所に通い続けるし、イベントにも積極的に参加して、他の知り合いにもオススメしたりする。

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なので私語を禁止にしたり、喋れない雰囲気を作ったりするのって、コワーキング自体の価値をものすごく下げている気がするのだけれど、運営している会社はどう思っているのだろう。

「自宅じゃないどこか静かなところ」という価値にお金を払う人がたくさんいて、席が埋まればそれでいいのかもしれないけど、コワーキングと謳っていてそんな環境だったら正直がっかりしてしまうし、今後コワーキングスペースが増えてくればコミュニティが育っていない所はすぐに廃れてしまうと思うんだけどな。
  
あとこれは問題点じゃなくて、願望なんだけども、
コーヒーが美味しいコワーキングって出会ったことないので、ぜひお願いします。
まぁ電源カフェに行けって言われそうだけど…

それではー

Shunsuke Sawada

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