世界的にウェブい都市、ベルリン。

Shunsuke Sawada

滞在先のホステルでたまたま1周年のパーティがありました。多国籍でカラオケもあったりして楽しかった。そこで会ったアメリカ人と会話で思ったことを。

バックパッカーズホステルについては、前記事。
ベルリンに上陸。そしてドイツの携帯電話。

パーティーパーティー!

フリービール、フリーミール。沢山飲めて食べれるという素敵パーティー。多分みんなでホステル内のビール全部飲んだんじゃないだろうか。。今日の朝は冷蔵庫が空っぽだった。
パーティー
おかげでホテル内のいろんな人と知り合えた。
みんな英語しゃべれるから嬉しい。ドイツ人は英語がほんとに上手いとアメリカ人が言ってたな。アルゼンチン人、チリ人、イギリス人、中国人といろいろ語った気がするが内容はさっぱり覚えてない。

アメリカンなナイスガイ

ベルリンにくる前はアップルで働いていたというカルフォルニア出身のアメリカ人が印象的だった。
フロントエンドデベロッパーだったらしいけど、退屈で辞めた。ベルリンに数学を学びにやってきた、と。数学の分野の名前は難しくて覚えてない。あるアルゴリズムが正しいかどうか検証、証明するといった内容だった。

アメリカのウェブ業界はどうかと定番の話題を振ってみたけど、やはり定番の答えが返ってきた。

ウェブ系のPodcastの中でよく聞くような内容だった。でも実際に働いてるひとから聞くとこれまたひと味違う。

そして羨ましくもあった。日本ではウェブの仕事というか、クリエイティブ系の待遇は、あまりいい評判を聞かないし、給料もそんなに良くないような気がする。
ウェブ制作会社は星の数ほどあっても、自社のサービスでお金を稼いでいる会社の数が少な過ぎるからかな。アメリカのスタートアップ企業の給料は半端ないって言うし…。そこらへんは投資家がいないとかそういうビジネス的な要素があるんでしょうね。
  
ウェブの世界で日本って、なんか微妙な位置。レベルが低いとは思わないけど、世界的にはホットな場所でないことは確実。外国人が「おし!ウェブで生きていくにはまず日本だ!」とは言わない。そうなったらいいね。言語の壁ももちろんあるけど。アメリカ人が日本を目指す、なんて状況はかなり難しいけど、「アジアでウェブなら日本」くらいはいけるんじゃないか。

もちろんドキュメントはインターネットにあるし、その地に行かなくたって知識は共有できるんだけど、なんていうかムードとか人の密度とか結構大事じゃないかなと思った。ミートアップが盛んで、Linkedinに沢山仕事がリスティングされてて、ホットな仕事だぜー的な感覚がその土地のウェブ業界の勢いとして伝わってくる。
スタートアップなんて有名になるのは極一部なわけなんですが、そういう良い雰囲気があるところでは、世界的なサービスが生まれるんじゃないかというワクワクがあって、それがウェブで働く人たちをさらにクリエイティブにするような気がする。
  

で、ベルリンは結構熱いようです。

多くのスタートアップがあって、求人を出しています。働いていないので給料はわかりませんが、求人の説明を読むと良いよって書いてある。ウェブい都市です。

ベルリンにくるまで調べなかったから今更知ったのですが、ベルリンは世界的ウェブ企業のヘッドオフィスが結構あったりする。ヨーロッパで熱いのはスイスのチューリッヒとドイツのベルリンじゃないかなと思う。ドイツのミュンヘンとデュッセルドルフも多いような噂を聞いたが、ベルリンでみんなに聞いてみるとやっぱりベルリンがダントツだと言っていた。
肌で感じる雰囲気ではシドニーのそれよりも勢いがあるし、規模も格段に大きいはず。シドニーでいったカンファレンスによるとオーストラリアも熱くなってきてはいるが、まだ始まったところだ、といった内容だった。

挑戦

世界のウェブ業界で働く経験することが目標の1つで、ベルリンに来たわけでありますが、パーティーでそのアメリカ人の話を聞いていると、そんな目標がすごく小さく見える。
世界一の企業で働いて、すでに退屈になってしまったので、さらに他の分野を勉強している彼は、自分の何倍も先に進んでいるなあと感じてしまうし、そんな風に捉えてしまう思考もなんだか小さいと思う。

英語、ドイツ語、ビザ、教育などなど、環境は人それぞれなので、いちいち妬んでいても仕方がないと自分に言い聞かせて、がんばっていきます。
まぁ、いろんなハードルが楽しいからここにいるので、良いっちゃ良いんです。

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Shunsuke Sawada

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